農産品加工事業開始までの経緯
社会福祉法人進和学園は昭和33年に開設した障害者の支援事業所で、今年で60年になります。
しんわルネッサンスは進和学園の中で昭和49年より就労支援事業を開始し、開設当初より本田技研工業株式会社様より自動車部品の組立作業を受注し44年になります。しんわルネッサンスは平塚市の市街地にあり、隣には県農業技術センターが設置されている農業地域です。
開設以来ホンダ車部品組立を中心に事業展開してきましたが、リーマンショック以来受注が減少し、当事業所を利用する障害者の作業確保のため多角化作業を模索してきました。より効率の良い作業として、平成25年に6次産業化の事業を計画し、平成26年6月「農林水産省6次産業化ネットワーク事業計画」による農産品加工場「湘南工房」を開設しました。6次産業化ネットワーク事業を推進するにあたり、独自の「6次産業化ネットワーク協議会」を組織し、実施事業主体・促進事業者・行政・農業団体(JA他)・農業者・商業者と連携し、商品開発・原料調達・製造・販売と事業展開しています。
商品開発については地元平塚市と農業技術センター、原料調達・販売についてはJA及び農業者と連携し自社製品及び小ロットでの受託加工品の製造を行っています。規格外品や本来ならば捨ててしまうキズモノの農産品を加工し販売することにより農業収入が得られます。
地元神奈川湘南産の完熟トマトを使用した無添加100%ジュース
当社の製品は、完熟したトマトを独自の方法で更に熟成し「旨味成分」を充分に出したものを加工しています。湘南トマトの性質を生かし、原料から製品まで一つ一つ厳重な品質確認を行う手作りの強みです。
平成29年度は「湘南ひらつか名産品」に認定されました。